①‐1《粋　らくご》桂歌蔵「寝床」～桂歌蔵の会より

 

単身イギリスにわたり放浪生活を経験後に故・桂歌丸に入門。二つ目時代から海外公演も行う桂歌蔵の高座で、素人義太夫をテーマにした古典落語の「寝床」を披露する。

 

 

①‐2《極　名人噺》五街道雲助「目黒のさんま」～五街道雲助　噺の会より

 

古今亭志ん生の芸を受け継ぐ正統派の雄！人間国宝・五街道雲助が、秋の風物詩として庶民に親しまれる秋刀魚を一度味わいたい殿様と家来たちのやり取りを描く。

 

②‐1《夢　寄席》天中軒月子「発明王・豊田佐吉」～天中軒月子独演会より

 

数々の賞を受賞してきた民謡歌手が浪曲にひとめ惚れして浪曲師に！名跡・天中軒月子の三代目を継ぎ、日本の発明王・豊田佐吉のエピソードを披露する。

 

 

②‐2《粋　らくご》三遊亭圓橘「三人旅」～圓橘の会より

 

1966年三代目三遊亭小圓朝に入門、五代目円楽の元で芸を磨いた「深川の師匠」が、三人を演じ分ける巧みな話芸を披露。円楽一門を率いる円熟の芸！

 

③‐1《夢　寄席》柳家小春「新内　明烏夢泡雪」～江戸音曲　小春ひとりの会より

 

名人といわれた寄席音曲師・柳家紫朝の芸を伝承する柳家小春が、男女の恋に関係する人情劇が多い『新内節』の「明烏夢泡雪」で、遊女・浦里と恋人・時次郎の悲恋を歌う。

 

 

③‐2《上方百景》旭堂南鈴「瓢箪屋政談」～第196回講談南陵一門会より

 

四代目・旭堂南陵に弟子入り、講談の他ものまねタレントとして『銀河鉄道999』のメーテルなどを演じる旭堂南鈴が、「瓢箪屋政談」を披露する。

 

④‐1《一門》柳家甚語楼「かぼちゃ屋」～柳家甚語楼の会より

 

寄席の華！押しも押されもしない爆笑王・柳家権太楼の一門を引っ張る惣領弟子・柳家甚語楼。師匠ゆずりの芸で、古典落語「かぼちゃ屋」を披露する。

 

 

④‐2《粋　らくご》三遊亭歌笑「禁酒番屋」～三遊亭歌笑独演会より

 

五代目小さんや初代林家三平、立川談志らの世代に影響を与えた叔父の先代・三遊亭歌笑は33歳で急逝。傘寿を過ぎた今も叔父譲りのネタを語り継ぐ当代・三遊亭歌笑の高座をお送りする。

 

⑤‐1《夢　寄席》東家三楽「木村の梅」～第30回日本浪曲協会大演芸まつりより

 

日本浪曲協会の会長を2013年からの約10年にわたり勤め上げた名人が、毎年恒例の『大演芸まつり』の高座で、若き将軍・家光に、その思慮のなさを説いて聞かせる徳川の忠臣・大久保彦左衛門の一節を披露する。

 

 

⑤‐2《夢　寄席》三遊亭ときん「恨みの碓氷峠(柳家小ゑん・作)」～三遊亭ときんの旅噺より

 

鉄道と横浜ベイスターズをこよなく愛する三遊亭ときんが、『鉄オタ』の大先輩、柳家小ゑん作の鉄道落語を披露する。